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ffmpegX 0.0.9y

 RD-XD91のvideoモードで録画したVODファイルを何とか再編集&再オーサリングするために、いろいろと調べてみています。その辺の備忘録ですね。

PixelaのCaptyシリーズでキャプチャした映像は

映像フォーマット    mpeg2
オーディオフォーマット mpeg audio

になっていました。この形式の素材から、CaptyDVDで、mpeg audioをオーディオフォーマットとして選択してDVDオーサリングされたVOBファイルは、拡張子を.mpgにCapty mpeg Edit で再編集&再DVD化可能でした。

 ところがDVDレコーダーの多くがオーディオフォーマットにAC3(a52)フォーマットを使っています。このAC3に、Capty mpeg editもCaptyDVDも対応していないようで、オーサリングできません.
VOBファイルのAC3オーディを部分を、なんとか対応しているオーディオフォーマットに変換する必要があります。

 そこでOSXで利用できるのが、ffmpegXです。詳しい日本語の説明はHow to Use ffmpegX_2005にあります。
私の目的はDVDレコーダーで録画され、videoモードでファイナライズされたVOBファイル(タイトル)を抜き出して、いくつかを再オーサリングすることですから、あんまり複雑なことはしません(笑)

 まずはテストです。素材となるVOBファイルは、ffmpegXにドロップすると

mpeg-2, 352×480, 5100 kbps, 29.97 fps
ac3, 48000Hz, 192 kbps

と表示がでます。DVDレコーダーでmpeg2で、352*480で録画されたファイルであり、オーディオフォーマットはac3とわかります。解像度についてはおそらくファイル内部に情報があって、再生時にアスペクトが補正されて出力されているのだと思います。

CASE.1
Summary tabでDVD ffmpegを選択するだけ
ffmpeg mpeg2, 720×480, 4000 kbps, 29.97 fps, no crop
mp2, 48000 Hz, 224 kbps

→正常に出力可能。ファイルサイズは24%増えました。画質はほとんど劣化しないように見えます。CaptyDVDでは読み込み可能ですが、iDVDではだめみたいですね。mpeg2はダメなのかなぁとおもいます。

CASE.2
Summary tab > Target formatでDVD ffmpegを選択
Video tab > Video parameters > Autosizeでhalf DVDを選択
ffmpeg mpeg2, 352×480, 4000 kbps, 29.97 fps, no crop
mp2, 48000 Hz, 224 kbps

→正常に出力可能でした。CaptyDVDでは読み込み可能。ファイルサイズもオリジナルの6割程度になりました。

CASE.3
Summary tab > Target formatでDVD ffmpegを選択
Video tab > Video parameters > Autosizeでhalf DVDを選択
ffmpeg mpeg2, 352×480, 4000 kbps, 29.97 fps, no crop
mp2, 48000 Hz, 224 kbps
Filters > Image filters > でDeinterlaceを選択

→正常に出力可能でした。しかし、ファイルサイズは17%大きくなりました。なかなか悩ましいですねぇ

CASE.4
Summary tab > Target formatでDVD ffmpegを選択
Video tab > Video parameters > Autosizeでhalf DVDを選択
Bitrate calculatorでBestボタンをクリックすると Video Bitrateが4000kbit/sから1829kbit/sに
ffmpeg mpeg2, 352×480, 1829 kbps, 29.97 fps, no crop
mp2, 48000 Hz, 224 kbps

→正常に出力可能でした。ファイルサイズは61%になりました。そんなに大きくは画質が落ちていない感じです。もともとアナログ放送を低画質録画したものですから元々良くないんですね(笑)

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