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The answer is blowin' in the wind

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サプリメント(VAAM)

 VAAMの成分はどんなものだろうか?とちょっと調べてみたのですが、あんまり見つかりません。まぁ一般消費者が知ってもしょうがないのかも知れませんが、まぁ知りたくなるのが人の常(笑)です。

 VAAMの総本山であるVAAM.JPの中に、VAAMが発見された経緯がかかれていて、理化学研究所の阿部岳氏が開発されたということがありました。なるほど!明治じゃなくて理化学研究所なのね!ということは特許申請されている可能性が高いので、特許検索をしてみました。するとビンゴ!です。


(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開平9−249556
(43)【公開日】平成9年(1997)9月22日
(54)【発明の名称】アミノ酸組成物
(51)【国際特許分類第6版】

 どのような実験をやって、どのくらい摂取すべきかまでばっちり書いてありました!もともと特許は一定期間、その実施を独占できる代わりに、広く一般に知識を公開することにその目的があります。さらに、自分の技術の新規性を特許審査官にアピールしなくてはならないので、その特徴までしっかり記載されています。

個人的には次の点がポイントかなと思っております。もちろん、以下は記載内容のごく一部ですから、これだけを見ていろいろ判断したりしないでください。備忘録代わりですので

【0019】運動に伴う血中アミノ酸組成の変動とVAAMのアミノ酸組成との比較疲労するまでの激しい運動によって血中アミノ酸は著しく減少するものとあまり変動しないもの、そして僅かに増えるものの三つのグループに分かれた。有意差(0.05<p)をもって減少したアミノ酸(**を付した)は、アラニン、グリシン、バリン、スレオニン、ロイシン、ヒスチジン、セリン、イソロイシン、グルタミン酸等であった。また、有意差を示し増加したアミノ酸はチロシンであった。有意差を示さず増加したアミノ酸はフェニルアラニンとアスパラギン酸であった。同様に有意差を示さず減少したアミノ酸はリジン、アルギニン、メチオニン、シスチン及びトリプトファンであった。これらのうち有意に減少するアミノ酸はVAAMの成分として高い含有量を示していた(図1)。図1において、AはVAAMのアミノ酸組成(モル%)を示し、Bは表1に示した運動後の血中アミノ酸の減少量(μモル/L)を示している。このことはVAAMの運動に対するアミノ酸組成物としての有用性を示している。
【0020】実施例1VAAMのアミノ酸組成と運動に伴う血中アミノ酸の減少率の間の相関性とその結果に基づくヒト・アミノ酸組成物(HVAAM)の作製とその効果図1から示唆されるようにアラニンとバリンのVAAM中の含有量(A)は、ヒトにおける運動後の減少量(B)に比べて少ない。また、ヒスチジンやグルタミン酸は既に明らかにしたように脂質誘導効果を示さない。これらの点を考慮して、運動後の血中に含まれる各アミノ酸の減少率(%)を、VAAMに含まれるアミノ酸の含有モル比に対してプロットしたものが図2である。図2から、運動後の血中アミノ酸の減少率(%)は、VAAMに含まれるアミノ酸の含有モル比にほぼ相関していることがわかる(r=0.84)。この結果は、VAAMの運動時における有用性を強く示唆するものである。しかしながら、図2から明らかなように、アラニン、バリン、ヒスチジン及びグルタミン酸はこの相関回帰直線から著しく外れて減少している。このためこの相関性に合わせてこれらのアミノ酸の量を増大させたアミノ酸組成物は、VAAMよりも更に優れたヒトに対する運動機能増進、疲労回復効果に優れていることが期待される。
【0021】図2に示した相関関係を示す直線から期待される減少率に比べて、ヒスチジンは3.5倍、グルタミン酸は2.5倍、バリンとアラニンはそれぞれ2倍高い減少率を示している。従って、VAAMと同一組成のアミノ酸組成物においてこの4種のアミノ酸の量をそれぞれ増大させたものが本発明のアミノ酸組成物である。これらのアミノ酸を補填することによって、ヒトの運動機能増進や疲労回復に対してより適切なアミノ酸組成物とすることができる。そのアミノ酸組成物(HVAAM)の一例を表2に示す(HVAAMA)。更に、比較的、含有量も低く、脂肪誘導効果の少ないヒスチジンとグルタミン酸は補填しなくても、目的とする効果の低下は見られない。その一例を表2に合わせて示す(HVAAMB)。実際、表2のA及びBに示したアミノ酸組成物の1. 5重量%水溶液を、運動後、300ml経口投与することにより、運動後の疲労感や筋肉痛が著しく改善された。

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